2025年5月17日、『THE SECOND~漫才トーナメント~2025』で、結成17年目の実力派コンビ「ツートライブ」が見事優勝を果たしました。
テレビのネタ番組やライブシーンではおなじみの存在であった彼らが、全国区の大舞台で栄光をつかんだ瞬間に、多くのファンが歓喜。SNSでも「#ツートライブ優勝」がトレンド入りするなど、大きな話題となっています。
この記事では、そんなツートライブのプロフィールや芸歴、優勝に至るまでの歩みを丁寧に振り返りつつ、彼らの魅力や今後の展望についてもご紹介していきます。
ツートライブとは?|結成から現在までのプロフィール
ツートライブは、2008年4月に結成された吉本興業所属のお笑いコンビです。
メンバーは、ボケ・ネタ作り担当の周平魂(しゅうへいだましい)と、ツッコミ担当のたかのりの2人。
大阪NSC(吉本総合芸能学院)30期生の同期で出会い、コンビを組みました。
たかのりさんは広島県尾道市出身、周平魂さんは京都府京都市出身で、関西色の強い漫才スタイルが特徴です。
普段は大阪を拠点に活動しながら、テレビ・ラジオ・劇場出演など多岐にわたり活躍を続けています。
また彼らは「大阪市西区住みます芸人」としても活動しており、地域イベントやボランティアにも積極的に参加。
地域密着型の芸人として、地元のファンからの支持も厚い存在です。
長年培ってきたコンビネーションと独自の「いきり漫才」スタイルで、ライブでは常に安定した笑いを提供してきたツートライブ。
『THE SECOND』出場をきっかけに、いよいよ全国区でのブレイクに突入したと言っても過言ではありません。
次の項では、今回のトーナメントでの戦いぶりと、優勝までの軌跡を詳しく見ていきましょう。
『THE SECOND 2025』での快進撃|各ステージの詳細と得点
『THE SECOND~漫才トーナメント~2025』は、芸歴16年以上の漫才師にスポットを当てた実力重視の大会です。
今回の大会には、長年第一線で活躍しながらも“賞レースの頂点”にはまだ手が届いていなかった実力派コンビが多数出場しました。
ツートライブはその中でも、勢いと安定感を兼ね備えた注目株として大会前から高い評価を受けていました。
準々決勝:vs モンスターエンジン
準々決勝では、かつてM-1ファイナリストにも名を連ねた「モンスターエンジン」と対戦。
王道のしゃべくり漫才で295点を獲得し、圧巻のステージで会場の空気を一変させました。
準決勝:vs はりけ~んず
準決勝の相手はベテランコンビ「はりけ~んず」。
こちらもキャリア豊富な相手でしたが、独自の“いきり漫才”で笑いの密度とスピードを見せつけ、288点を獲得して決勝へと駒を進めました。
決勝:vs 囲碁将棋
決勝戦は、過去大会でも好成績を残している「囲碁将棋」との一騎打ち。
緊張感のある場面でも、自分たちのスタイルを貫き、287点というハイスコアを記録。
わずかな差で勝利し、ツートライブが2025年大会の王者となりました。
決勝後のコメントでは、周平魂さんが「この大会があることで報われました」「賞レースでやっと結果が出せた」と語り、たかのりさんも「ずっと続けてきてよかった」と感無量の表情を見せていました。
次のパートでは、彼らの魅力が詰まった芸風“いきり漫才”について詳しくご紹介します。
ツートライブの芸風と魅力|「いきり漫才」とは?
ツートライブの最大の特徴は、他のコンビにはない独自のスタイル「いきり漫才」です。
この「いきり漫才」とは、ボケ担当の周平魂さんが、日常のどうでもいいことを“いきって”=格好つけて語り出すところから始まり、ツッコミのたかのりさんがそれを冷静に突っ込むという、強烈なコントラストが笑いを生み出すスタイルです。
たとえば、「傘のたたみ方」や「スマホの持ち方」など、一見くだらないようなテーマを全力でいきり倒すところに、観客は思わずツッコミたくなる。
それを先回りしてたかのりさんがテンポよく処理する、という軽快な応酬と緻密な構成が彼らの強みです。
ネタの構造自体はオーソドックスな「しゃべくり漫才」ですが、“言葉の勢い”と“キャラクターの濃さ”が際立っており、劇場やテレビ番組では常に爆笑をさらってきました。
また、周平魂さんの見た目とキャラクターにギャップがあることもツートライブの魅力の一つ。
関西らしい「イジり」と「返し」が自然に展開され、観客との距離感が近い漫才として支持されています。
こうした芸風が『THE SECOND』という“ネタの完成度”が問われる大会にマッチし、勝利へとつながったことは間違いありません。
次は、そんなツートライブの快挙に対するファンや業界からのリアクションを見ていきましょう。
ファンや業界からの反応|SNSでの声と今後の展望
ツートライブの『THE SECOND 2025』優勝に対して、SNS上では多くのファンや芸人仲間たちから祝福と称賛の声が寄せられました。
ファンの声
- 「ツートライブのいきり漫才、大爆笑だった!優勝おめでとう!」
- 「長年応援してきたから泣けた…。まさに報われた瞬間」
- 「関西の劇場で観てた頃から面白かった。これを機にもっとテレビ出てほしい」
また、「#ツートライブ優勝」「#THESECOND2025」がX(旧Twitter)でトレンド入りするなど、その影響力は全国に広がっています。
業界からのコメント
芸人仲間や関係者からも温かいコメントが続出。
特に同じ大阪NSC30期生の芸人たちは、「ようやく日の目を浴びた」「こっちも嬉しい」といったエールを送っています。
今後の展望
今回の優勝をきっかけに、ツートライブは全国区のメディアへの出演が急増すると予想されます。
すでにバラエティ番組や情報番組からのオファーも多数届いているとの噂もあり、これまで“劇場芸人”と呼ばれていた彼らがテレビ界でも存在感を発揮する日も近いでしょう。
また、YouTubeチャンネルの開設や単独ライブツアーなど、新たな展開への注目も集まっています。
次は、ツートライブが今後の漫才界に与える影響と、彼らの可能性について総括します。
まとめ|ツートライブのこれからと漫才界への影響
ツートライブが『THE SECOND 2025』で優勝を果たしたことは、彼ら自身にとって大きなターニングポイントであると同時に、漫才界全体にも新たな刺激を与える出来事となりました。
結成17年目という節目にして、大きな舞台で結果を出した彼らの姿は、「漫才に賞味期限はない」「続けた者が勝つ」というメッセージを体現しています。
劇場で長年培ってきた実力と、お客さんとの距離を大切にする芸風は、これからさらに多くの人に届いていくことでしょう。
『THE SECOND』での勝利はゴールではなく、これから始まる全国区での活躍の“スタートライン”。
テレビ・舞台・ネットなど、様々な場面でツートライブの魅力を見られる機会が増えることは間違いありません。
今後の彼らの活動に、ぜひ注目していきましょう。
そして、賞レースでまた新たな“笑い”を生み出してくれることを楽しみにしています。
ツートライブ、優勝おめでとうございます!
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