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マンガ『19番目のカルテ』が実写化 原作は完結へ

医療マンガとして高い評価を受けてきた『19番目のカルテ 徳重晃の問診』が、ついに実写ドラマ化されることが決定しました。
主人公は総合診療医——つまり、どの診療科に回せばいいかわからない“グレーな患者”を診る、現代の医療現場で注目されている存在です。

原作は2019年から「月刊コミックバンチ」で連載されており、2025年6月20日発売の11巻で完結予定。完結と同時期にドラマ放送が始まるということで、原作ファンからも「一番いいタイミングでの実写化!」と大きな期待が寄せられています。

この記事では、マンガ『19番目のカルテ』の魅力や完結情報に加えて、ドラマ版のキャスト、放送日、見どころまでたっぷり解説していきます。

目次

『19番目のカルテ』とは?原作マンガの基本情報とあらすじ

『19番目のカルテ 徳重晃の問診』は、原作:富士屋カツヒト/漫画:川下寛次による医療ヒューマンコミック。
2019年から「月刊コミックバンチ」(新潮社)で連載がスタートし、全11巻(2025年6月発売)をもってに完結する予定です。

物語の主人公は、総合診療科に勤務する若き医師・徳重晃(とくしげ・あきら)
彼は「専門医でも見抜けない“症状の奥”」を問診から探り出し、見落とされがちな病気や心のサインに気づいていく、まさに“問診のプロ”。

一見すると“風邪”や“腹痛”のようなよくある症状が、実は重篤な病や心理的な問題に起因している——そんな緊張感と人間ドラマが交錯する展開が、読者の共感を集めています。

マンガとしての特徴は──

  • 医療監修がしっかりしていて、現実味のある設定
  • 病名の解説や検査の流れも自然に学べる
  • 登場人物の心の揺れや背景が丁寧に描かれている
    …と、読みごたえも満点。

「医療モノ=難しそう」というイメージをいい意味で裏切る、読みやすくて心に残る作品です。

タイトルにある「19番目のカルテ」は、日本の医療が持つ“18専門科”では拾いきれない領域、つまり総合診療の存在意義を象徴しています 。
専門外で悩む患者や目に見えない異変に気づく総合診療医の“問診”こそが、物語の核であり、完結に向けてその真価が問われるクライマックスとなりそうです。


原作マンガは完結へ!11巻が6/20発売、クライマックス突入

『19番目のカルテ 徳重晃の問診』は、最新第11巻が2025年6月20日発売予定で、いよいよフィナーレに突入します 。
当初は最終巻が第8巻の予定でしたが、物語の厚みを持たせる形で延期となり、連載開始から約5年かけて集大成を迎える構成になりました。原作者・富士屋カツヒトさんも、「余裕をもって丁寧に描くため」という意図を語っています。

物語は1話完結とシリーズ構成の融合型で、主人公・徳重晃を囲む登場人物たちのエピソードが巻を重ねるごとに交差・深化していきます。
最終巻では──

  • 徳重自身の過去に迫る深い問診
  • 医療者としての倫理と葛藤
  • 患者だけでなく、医療者自身の“心の処方箋”

など、シリーズを貫くテーマが集約される展開が描かれる見込みです。
ドラマが始まる前にまとめて読んでおくのもおすすめです。

実写ドラマ化が決定!主演キャストと放送日程まとめ

医療マンガの名作『19番目のカルテ 徳重晃の問診』が、2025年夏ついにTBS系「日曜劇場」(毎週日曜21:00〜)で実写化されます。

主人公の徳重晃(とくしげ・あきら)を演じるのは、嵐の松本潤さん
これまでのクールで華やかな役柄とは異なり、今作では患者の“声なき症状”に耳を傾ける総合診療医という静かな人物を演じます。
問診だけで病の背景や心の問題まで探る徳重のキャラクターに、松本さんの繊細な演技がどう重なるのか、注目が集まっています。

共演者も実力派揃いです。

  • 小芝風花さんは、理想と現実に揺れる整形外科医・滝野みずき役。若手医師として葛藤しながらも、患者とまっすぐ向き合う姿を丁寧に表現します。
  • 新田真剣佑さんは、腕は確かだがどこか冷徹な外科医・東郷康二郎役。徳重とたびたび意見が衝突する存在として、物語に緊張感を与えます。
  • 木村佳乃さんは、優しさと厳しさをあわせ持つベテラン小児科医・有松しおり役。徳重の問診スタイルに対して時に疑問を抱きつつ、チームとしてどう連携するかが見どころです。
  • そして、徳重の恩師であり、総合診療科を設立したレジェンド医師・赤池登を演じるのが田中泯さん。圧倒的な存在感でドラマの土台を支えます。

脚本は『コウノドリ』シリーズで知られる坪田文さんが担当。
演出は、青山貴洋さん、棚澤孝義さん、泉正英さんの3名が務め、ドラマ全体の“見た目”と“間”の演出に注力しています。

“患者の話に耳を傾け、本当の声を引き出す”総合診療医を描く本作は、単なる医療ドラマではなく、人間の心の本質に迫る感動作となりそうです。松本潤さんの新たな挑戦とともに、放送開始が今から待ち遠しいですね!

医療ドラマとしての見どころは?『19番目のカルテ』が描く人間ドラマ

『19番目のカルテ』が、他の医療ドラマと一線を画している最大のポイントは――「問診」が物語の中心にあるということ。

主人公・徳重晃(松本潤)は、症状だけで判断せず、患者の話をじっくり聞き、その背景にある“本当の原因”を探ろうとする総合診療医
まさに「カルテの裏側にある心」を読み取ることが彼の武器であり、このドラマの最大のテーマです。

最近の医療ドラマといえば、手術シーンの緊迫感や病院内の人間関係のバチバチが中心だったりしますが、『19番目のカルテ』はもっと静かで、もっと深い。
患者との会話、ちょっとした表情、過去の言葉の“伏線”が、少しずつ病気の本質や心の傷に繋がっていく——そんな静かなドラマチックさが魅力なんです。

たとえば、「腰痛が治らない」という訴えの裏に、実は家族の介護疲れがあったり。
「不眠症」の背景に、仕事のプレッシャーではなく“誰にも言えない喪失感”があったり。

そんな患者たちの声なき叫びに、徳重がどう向き合い、何を導き出すのか。
そのプロセスはまさに“医師の探偵ドラマ”のようでもあり、1話1話が心に残る構成になっています。

また、総合診療という診療科自体も日本ではまだあまり知られていない存在。
「何科に行けばいいかわからない患者を診る医師」だからこそ、あらゆる病気・あらゆる人間の問題に直面することになり、その分、ドラマとしての深みもどんどん増していきます。

ただの“お涙ちょうだい”ではない、リアルな医療×人間の尊厳を描くこの作品。
見終わった後、きっと誰かの声にもっと耳を傾けたくなる、そんな優しいドラマになるはずです。

原作ファンからの期待とSNSの反応まとめ

『19番目のカルテ』の実写化が発表されてから、SNSでは原作ファンを中心に期待の声がどんどん広がっています

特に注目されているのは、主演の松本潤さんが「徳重晃」という静かだけど芯のある総合診療医をどう演じるのか、という点。


X(旧Twitter)では──

原作読んでたから驚いたけど、松潤の落ち着いた演技ならいける気がする

“聞く医療”って今っぽいテーマだし、丁寧に描いてほしい

「原作の優しい雰囲気、ちゃんとドラマでも再現されそうでうれしい

徳重先生の台詞、どれをドラマで使ってくれるのか楽しみ

…といったコメントが多く見られます。

また、原作が2025年6月に最終巻(第11巻)を迎えることから、
「完結とドラマ化が同時期って最高」「リアタイで追いつけるのありがたい!」という声も。

医療ドラマでありながら、激しい展開よりも“人の声に耳を傾ける姿勢”にスポットを当てた作品ということで、
「医療従事者としてリアルに共感できる」「患者としてこういうお医者さんに出会いたい」といった医療関係者からの共感の声も寄せられています。

また、原作ファンの間では「19番目のカルテ=総合診療医の大切さを広める入口になってほしい」という願いも根強く、教育的な側面への期待も含まれているようです。

まとめ|原作の感動をどう描く?実写版『19番目のカルテ』に注目

静かに心に沁みる医療マンガ『19番目のカルテ』が、ついに日曜劇場枠でドラマ化されるということで、原作ファンのみならず、幅広い視聴者から注目を集めています。

原作では、専門科に分類されない“第19の領域=総合診療”をテーマに、人間の声にならない痛みや、見過ごされがちな感情を丁寧に描いてきました。
それが今、実写としてどんな風に表現されるのか――主演・松本潤さんの新境地となる演技にも、大きな期待が寄せられています。

手術のスリルや病院内の権力争いといった“派手な見せ場”ではなく、
患者の話を聞くことから始まる診察
そして医師自身の迷いや人間性が浮かび上がる静かなドラマ。

だからこそ、忙しい毎日の中で「ちょっと立ち止まって、誰かの声に耳を傾けること」の大切さを思い出させてくれるような、そんな優しさにあふれた作品になりそうです。

原作の最終巻もいよいよ発売。マンガで予習してからドラマを観るもよし、ドラマをきっかけに原作を読んでみるもよし。
カルテの向こうにいるのは、ひとりの人間”という本作のメッセージを、ぜひ多くの人に感じてほしいですね。

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