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BreakingDown16 井原 vs YURA戦カード解説|試合の経緯と注目ポイント

BreakingDown16屈指の注目カード、それが井原良太郎 vs YURAのフェザー級タイトルマッチです。

ただのチャンピオンシップではありません。前回の初対決では、井原選手がBreakingDownキャリアで唯一の黒星を喫した相手がYURA選手。そのリベンジマッチが、初の大阪大会という大舞台で実現します。

2人ともが「今度こそ決着をつける」と宣言し、真っ向勝負での打ち合いを予告。ファンの間では「判定では終わらない」「どちらかが倒れるまで殴り合う」試合になると期待されています。

この記事では、両者のプロフィールとBreakingDownでの戦績をしっかり解説しつつ、因縁の経緯や今回の再戦への意気込みを徹底的にまとめます。大阪大会で観戦する人も、ABEMAで観る人も、この記事を読めば試合の背景がまるわかりです。

目次

BreakingDown16 井原 vs YURA戦が注目される理由

2025年7月13日、大阪「おおきにアリーナ舞洲」で開催されるBreakingDown16。そのメイン級の目玉カードが、井原良太郎 vs YURAのフェザー級タイトルマッチです。

前回対戦したのは2024年12月、BreakingDown14の1dayトーナメント準決勝。井原選手は破竹の勢いで元UFCファイターをKOするも、YURA選手に延長判定で敗北。右拳を粉砕骨折し、唯一の黒星を喫したあの試合はファンに強烈な印象を残しました。

その因縁が半年を経て再燃。今度はタイトルマッチという大きな舞台で、お互い「完全決着」を目指す再戦が組まれました。井原選手は「前回は打ち合いを避けられた」とリベンジを誓い、YURA選手も「今回はKOで倒す」と真っ向勝負を予告。

判定ではなく、倒すまで終わらない。そんな男同士の意地がぶつかる試合として、大会屈指の注目カードになっています。

YURA選手のプロフィールとBreakingDown戦績

YURAは、宮崎生まれの「ロシアンストライカー」の異名を持つファイターです。日本人の父とロシア人の母を持ち、176cm・65kgの均整の取れた体格を生かした打撃が武器。

ボクシングと空手をバックボーンに持ち、その破壊力ある打撃は「BD No.1ストライカー」とも称され、BreakingDown CEOの朝倉未来からは「RIZINに行くまで見えた」「BreakingDownの顔」と最大級の評価を受けています。

BreakingDownでのキャリアも華々しいものです。

  • 2023年5月(BD8):外枦保尋斗をKOし、ベストKO賞を獲得。
  • 2023年11月(BD10):RISEファイター大威を延長KO。
  • 2024年2月(BD11):西谷大成戦で引退を賭けた試合にKO勝利。
  • 2024年12月(BD14):フェザー級1dayトーナメント優勝。

特にBreakingDown14では、1回戦を判定勝ち、準決勝で井原良太郎を延長判定で破り、決勝でNAOをKO。初代BreakingDownフェザー級王者に輝きました。

まだ21歳(2025年現在)という若さも大きな魅力。今回の大阪大会でも「盛り上げたい」「KOで完全決着をつけたい」と語っており、挑戦を受ける王者としての責任感と自信を漂わせています。

井原良太郎選手のプロフィールとBreakingDown戦績

「路上に花咲く天才喧嘩坊や」。井原良太郎は、東京都足立区出身のストリート育ちのリアルファイターです。身長170cm、バンタム級〜フェザー級で戦い、サウスポーから繰り出す鋭い左フックは破壊力抜群。

朝倉未来も「タイミングと当て勘が天才的」「ビッグマウスだけど結果を出す男」と絶賛。BreakingDown Award 2024では最優秀選手賞を受賞し、その実力と存在感を証明してきました。

BreakingDownでの実績はまさに破竹の勢い。

  • 2023年10月:第2回喧嘩自慢最強決定戦でメカ君をTKO。
  • 2023年11月:BD10でかずきんぐを左フックで10秒KO。
  • 2024年2月:バンタム級トーナメント優勝、初代王者に。
  • 2024年6月:バンタム級タイトル初防衛成功。
  • 2024年9月:アメリカ対抗戦を判定勝利。

これまで名だたる猛者を相手にしてきました。RIZINにも出場した冨澤大智、元UFCファイターのタイソン・ナム、全国の喧嘩自慢100人の頂点に立った細川一颯……。「絶対負ける」と言われてきたものの、ことごとくひっくり返してきた、言わばファンタジスタ。

無敗記録は2024年12月のBreakingDown14でYURA選手に初めて土をつけられたことで途切れました。しかもその試合で右拳を粉砕骨折。RIZIN出場を見送るほどの大きなダメージを負いました。

それでも井原は戻ってきました。2025年3月のBD15では無差別級で細川一颯に勝利し、予想を裏切り、期待を裏切らない男はまだまだ健在であることを証明しました。

唯一の黒星をつけた因縁と再戦決定の経緯

BreakingDown14の1dayトーナメントで、井原良太郎とYURAは初めて拳を交えました。

井原は当時、無敗。元UFCファイターをわずか50秒でKOし、完全に「無双状態」と評されていた選手です。しかし準決勝で当たったのが、プロキックボクサーとして16戦15勝の実績を誇るYURA。延長判定までもつれた末、井原はBreakingDownで初めての黒星を喫します。

試合後、井原の右拳は粉砕骨折。RIZIN出場を目前にしながら、その夢を絶たれました。リングの上で負けただけじゃない。怪我で舞台を失ったその夜の悔しさは、想像を絶します。

一方、YURAにとっても「判定決着」は後味の残るものだったはず。だからこそ、再戦が決まった今回、2人は口を揃えて「今度は倒しに行く」と言っています。

対戦カードが決まった経緯も因縁めいています。大阪大会を盛り上げたいYURAは「誰でもいい」と希望する中、井原は「絶対にYURAを選びたい」と公言。最終的にはくじ引きで決まったものの、井原にとっては願った通りの再戦。

判定ではなくKOでケリをつけるしかない。お互いがそれを分かっているからこそ、このカードはBreakingDown16の中でも最注目の一戦になったのです。

井原良太郎「真っ向勝負で打ち合いたい」覚悟

井原良太郎がBreakingDownで築き上げてきたのは、ただの勝利数ではありません。相手を真正面から倒し、「喧嘩自慢最強」を名乗るにふさわしい実績を残してきました。

メカ君を圧倒してTKO、かずきんぐを左フック一発で10秒KO、ジョニーとのバンタム級決勝を制して初代王者に。防衛戦でもかずきんぐを退け、アメリカ選抜相手にも無差別級で勝利を挙げました。

そんな彼にとって唯一の黒星が、YURAとの初対決です。しかも右拳を粉砕骨折し、RIZIN出場まで逃したあの夜の悔しさは、一生忘れられるものじゃない。

だからこそ、井原は言い切ります。「今度は真っ向勝負で打ち合う。逃げずにやる。」と。オーディションでも「くじ引きは自分が選んだようなもん」と話し、最初からYURAを倒すためにこの大阪大会を選んだ覚悟を見せました。

もう言い訳も、逃げ道もない。拳を交えて、どちらが本物の王者なのかを証明する。そのためだけにリングに上がります。

YURA「半年で埋まらない差」自信と戦略

YURAにとっても、この試合はただの防衛戦じゃありません。初対決で井原を下した自信とプライドがあるからこそ、「もう一度はっきり決着をつける」責任を背負っています。

BreakingDown14のトーナメント準決勝では、延長判定とはいえ確かに井原を破った男。しかもその後、決勝ではNAOをKOし、初代フェザー級王者に輝きました。キャリア、戦績、技術、どれを取ってもBreakingDownを代表する実力者です。

今回のオーディションでは「半年でこの差は埋まらない」とも語りました。相手の成長を認めつつも、「まだ自分のほ

うが上」だという確固たる自信。判定ではなくKOで倒しに行く、という強い意志も見せています。

打撃戦を避けたと指摘される前回とは違い、今回は真正面から打ち合うつもりでいる。フェザー級王者としてのプライドを持ち、「これが王者の戦いだ」とリング上で示そうとしているのです。

大阪というBreakingDown初の地方大会を盛り上げる責任も自覚しています。逃げない、削り合う、決着をつける。YURAもまた、勝つために自分を賭ける覚悟を決めています。

リングでしか終われない再戦の見どころ

BreakingDown16での井原 vs YURAは、もう言葉や煽り合いでは終わらない試合です。お互いが前回の判定決着を不完全燃焼だと認め、「今度こそは倒す」と約束した一戦。

前回は判定まで持ち込んだYURAの試合運びと、井原の攻めが噛み合わず、観客も「モヤモヤ」が残りました。だからこそ今回は「打ち合い」「真正面から殴り合う」という宣言が、ファンの心を熱くしています。

井原は「打ち合いから逃げた」と言い切り、今度はそれを許さないつもりで挑みます。YURAも「半年でこの差は埋まらない」と挑発しつつ、自らKO決着を口にする覚悟。

どちらも、負ければキャリアやプライドに大きな傷がつく。それでもリングの上でしか終われない因縁だからこそ、逃げずに殴り合う2人の男の物語が生まれます。

タイトルマッチの看板以上に、「本当の決着」を見せる試合になる。その瞬間を目撃する価値が、このカードにはあります。

まとめ|BreakingDown16で因縁に終止符を

BreakingDown16で組まれた井原良太郎 vs YURAのフェザー級タイトルマッチは、ただの王座防衛戦じゃありません。井原にとっては唯一の黒星をつけられた相手への復讐戦。YURAにとっては「王者の実力」を改めて見せつけるための防衛戦です。

言い訳も作戦も通じない。最後は真正面から殴り合って、どちらが本物の強者かを証明するしかない。2人がそれを理解した上で「打ち合い」を宣言しているからこそ、この試合には他にはない緊張感があります。

BreakingDown16はABEMAやBreakingDown LIVEでのPPV配信もあり、自宅でも臨場感たっぷりに楽しめます。大阪アリーナで生観戦できない人も、画面越しにこの因縁の決着を見届けることができます。

覚悟を決めた2人の男が、リングの上で全てをさらけ出す。
その瞬間をぜひ、目に焼き付けてください。

なお、勝敗予想では、YURA選手が有利との見方が多いようです。

▶ ABEMAプレミアムでBreakingDown16を視聴する(公式サイトへ)

※両選手のプロフィール

YURA選手のプロフィールとBreakingDown戦績

RISE公式サイト

プロフィール

本名: 甲野 裕頼(こうの ゆうら)

リングネーム:YURA

生年月日: 2003年8月18日生まれ

出身地: 宮崎県宮崎市

身長: 176cm

体重: 65kg

階級: スーパーライト級

スタイル: ボクシング、空手

獲得タイトル: 初代BreakingDownフェザー級王者(2024年)

BreakingDownでの主な戦績

 YURA選手は、BreakingDown CEOの朝倉未来選手から「RIZINに行くまで見えた」「BreakingDownの顔」と高く評価される逸材です。

  • 2023年5月21日(BreakingDown8): 初出場し、プロ無敗の外枦保尋斗選手にKO勝利を収め、ベストKO賞を受賞しました。
  • 2023年7月1日(BreakingDown8.5): 韓国人選手ミスター・ホンデ選手に判定負けを喫しました。
  • 2023年11月23日(BreakingDown10): RISE出場選手である大威選手に延長ラウンドでKO勝利しました。
  • 2024年2月18日(BreakingDown11): 総合格闘家の西谷大成選手と対戦。試合前日会見でBreakingDownの引退を賭けて戦うことで合意し、2度のダウンを奪いKO勝利しました。
  • 2024年6月2日(BreakingDown12): BreakingDown初代ライト級王座決定トーナメントに出場し、1回戦でLARGE HIGH選手に判定5-0で勝利しました。
  • 2024年9月1日(BreakingDown13): ライト級王座決定トーナメント準決勝で山本隆寛選手と対戦し、判定0-5で敗北しました。
  • 2024年12月8日(BreakingDown14): フェザー級1dayトーナメントに出場し、優勝。初代BreakingDownフェザー級王者となりました。

  ◦1回戦で細川一颯選手に判定勝利
  ◦準決勝で井原良太郎選手に判定勝利
  ◦決勝でNAO選手にKO勝利

井原 良太郎選手のプロフィールとBreakingDown戦績

井原良太郎公式X

プロフィール

•本名: 井原 良太郎(いはら りょうたろう)

•生年月日: 1995年10月9日生まれ

•出身地: 日本東京都足立区

•身長: 170cm

•体重: 61kg

•階級: バンタム級、フェザー級

獲得タイトル: 初代BreakingDownバンタム級王者(2024年)

BreakingDownでの主な戦績

井原選手は、その「タイミングと当て勘」「空間把握能力」を朝倉未来選手から高く評価されており、また「ビッグマウスなことを言いつつも、全部結果を出してきた」と評され、BreakingDown Award 2024で最優秀選手賞など複数の賞を受賞しています。

  • 2023年10月(BreakingDown10オーディション): 「第2回喧嘩自慢最強決定戦」に東京・足立代表として出場し、メカ君選手にTKO勝利。同日、バンタム級トーナメント予選でとしぞう選手に勝利し、トーナメント出場を決めました。
  • 2023年11月23日(BreakingDown10): 本戦初出場。バンタム級トーナメント準々決勝でかずきんぐ選手にKO勝利(左フック、10秒)。
  • 2024年2月18日(BreakingDown11): バンタム級トーナメントで優勝し、初代BreakingDownバンタム級王者となりました。

  ◦準決勝で西島恭平選手に判定5-0で勝利
  ◦決勝でダンチメン・あつき選手にKO勝利(左フックからの右フック、9秒)

  • 2024年6月2日(BreakingDown12): バンタム級タイトルマッチで挑戦者の冨澤大智選手に判定5-0で勝利し、初防衛に成功しました。
  • 2024年6月28日(BreakingDown12.5): 山川そうき選手とフェザー級ワンマッチ(ノンタイトル戦)で対戦し、判定3-0で勝利しました。
  • 2024年9月3日(BreakingDown13): アメリカ合衆国対抗戦に先鋒として出場し、メミー・ゴンザレス選手とMMAルールで対戦し、判定5-0で勝利しました。
  • 2024年12月8日(BreakingDown14): フェザー級1dayトーナメントに出場。

  ◦1回戦で元UFCファイターのタイソン・ナム選手にKO勝利(右フック、50秒)
  ◦準決勝でプロキックボクサーのYURA選手に延長判定0-5で敗北し、BreakingDownで初黒星

  • 2025年3月2日(BreakingDown15): 無差別級で細川一颯選手と対戦し、延長ラウンドでダウンを奪い判定5-0で勝利しました。
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